はじめに
こんにちは!モバイルアプリセクションでAndroidアプリ開発をしているtk-masudaです。
9/10〜12に開催されたDroidKaigi 2025が大盛況で終了しました。3日間にわたって国内外から多くのAndroid開発に関わる方々が集まり、技術交流と学びに満ちた素晴らしいイベントでした。
オイシックス・ラ・大地株式会社はスポンサーとして参加し、今年は単に参加するだけでなく様々な形でイベントに関わらせていただきました。具体的には、イベント開催前からAndroidチーム全体でDroidKaigi 2025公式アプリへのコントリビューション、そして弊社のohzonoが最終日のセッション「Be a Business-Driven Android Engineer」で登壇いたしました。
非常に楽しく学びの多い三日間を過ごすことができました。
スピーカーの皆様、スタッフの皆様、スポンサー様、全力応援チケットを含む参加者の皆様に感謝いたします。今回は全日程が平日開催ということもあり、当日参加者の方々を快く送り出してくださったチームや関係者の方々もいらっしゃったことでしょう。弊社もその1つでした。
皆様、ありがとうございました。
この記事では時系列順で会場の雰囲気やセッションをピックアップしてご紹介します。
- Day1(ワークショップ)
- Day2
- Day3
Day1(ワークショップ)
初日はCompose Multiplatformのワークショップでした。
Sebastian AignerさんとMárton Braunさん両名による講義形式で、スライドでの説明とともに2つのリポジトリを使った実践的な内容でした。資料・リポジトリはこちらで公開されているので、興味のある方はぜひ試してみてください!
会場は大盛況でした!

毎年恒例のAlpha Betti Cafeさんによるコーヒーケータリングとともに、美味。

なんと1500杯近くも提供されたそうです!
今年もDroidKaigi 2025 @DroidKaigi にてコーヒーのケータリングに行ってまいりました!
— Alpha Betti Cafe アルファベッティカフェ (@AlphaBettiCafe) 2025年9月12日
Day1:268杯
Day2:596杯
Day3:618杯
Total:1,482杯
提供いたしました🙌みなさんたくさん飲んでいただきありがとうございました😊さすがに疲れたけどとっても楽しい3日間でした✨#DroidKaigi pic.twitter.com/7NuR5WOaEl
学んだこと
OisixアプリではKotlin Multiplatformを推進中ですが、Compose Multiplatform(CMP)は初体験でした。UIまで共通化してKotlinで実装できる感動は格別です。
特に印象的だったのは次の点です。
- カメラなどネイティブ依存が少ない場面では、十分実用的な選択肢
- UI全体ではなく、コンポーネント単位での段階的導入も可能
- デスクトップでのホットリロードの体験が素晴らしく、UI実装時はデスクトップで調整してからネイティブで確認する流れが効率的
Day2
2日目スタート!

注目セッション
「KotlinでのAI活用による開発」
ワークショップでもお世話になったSebastian AignerさんとMárton Braunさんによるセッション。生成AIの活用度合いをレベル別に整理し、IDEの最新バージョン動向まで紹介していただきました。実践的で非常に参考になる内容でした。
「Android開発者のためのGen AI」by Sa-ryong Kangさん
生成AIを効果的に活用するためのTipsが満載でした。特に印象的だったのは「この質問は私のキャリア上大変重要です」といった感情的な刺激を与えると精度が向上するという点。否定形の質問や採点タスクの活用など、すぐに実践できるヒントがたくさんありました。
「はじめてのMaterial3 Expressive」by chukaさん
Material3について詳しく知りたいと思っていたので、まさにタイムリーなセッションでした。実際の動きを見ながら各コンポーネントの説明と実装のTipsをご紹介いただき、大変勉強になりました。
「Androidエンジニアとしてのキャリア」by mhidakaさん
「自己認知のコントロールとキャリアは価値観の投影である」という点が特に印象的でした。また、昇進・昇格は自分の力だけでなく仲間や上司からの信頼の表れであるという視点は、個人的に大きな気づきとなりました。
ランチ&After Party
お弁当はなんとすき焼き!

After Partyでは、採用市場でAndroidエンジニア不足が叫ばれる中、こんなにたくさんのAndroidエンジニアが集まっているっ!

予想外のマグロ解体ショーまで!とても美味しかったです。

Day3
名残惜しい気持ちと共にいよいよ最終日!
スタンプラリーも終盤戦。スポンサーブースを巡って交流を深めます。

注目セッション
「Performance for Conversion! 分散トレーシングでボトルネックを特定せよ」by andousanさん
弊社でも非機能要件としてのパフォーマンス改善は重要課題として取り組んでいる最中で、まさにタイムリーなセッションでした。分散トレーシングを活用したボトルネック特定の手法は、すぐにでも参考にしたい内容です。
「Cache Me If You Can」by RyuNen344さん
マルチモジュール構成は採用していますが、ビルドキャッシュの観点での実装とインターフェースのモジュール分割は盲点でした。現在進めているKMP化に向けて、モジュール構成を再検討する際の重要な参考資料になりそうです。
弊社の登壇
そして最後に弊社大薗の登壇!ビジネスへのコミットメントをエンジニアがどのように意識し行動するのか、エンジニア領域をどう越境していくのかについて熱く語りました。ぜひご覧ください。

おわりに
スピーカーの皆様、スタッフの皆様、参加者の皆様、スポンサーの皆様、当日はありがとうございました。
Androidチーム全員でプロポーザルを出したり、DroidKaigiのGitHubにコントリビュートに挑戦したりととても思い出深いものになりました。 来年はより一層深く関わってより良いイベントにできるよう貢献したいです。
改めて、本当にありがとうございました。
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Oisixは20年以上の歴史のあるプロダクトであり、まだまだ課題が山積みです。
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