SREの林(@morihaya55)です。
Microsoftさんの大規模なイベント、Microsoft Ignite 2019に参加するために、アメリカのフロリダ州オーランドに来ています。
Microsoft Ignite 2019について
Microsoft IgniteはMS製品に関連した技術の大規模なカンファレンスです。AzureやOffice365を中心に数多くのセッションが行われます。公式ページのQAには参加対象者として以下の回答が記載されています。
Microsoft Ignite is for anyone who is motivated to be on the frontier of innovation and tech. We recognize that the role of IT has shifted considerably, as has the way IT decisions are made. Therefore, our keynotes and sessions are meant for all roles, from developers and IT implementers to those who make large-scale purchasing decisions for enterprise tech and security solutions.
本開催の期間は11/4 Monから11/8 Friと平日5日間ですが、11/3 Sunの今日はPre-Day Workshopsという追加料金が必要な特定テーマに絞ったワークショップ(要はセッション)を一日がっつり聞くことが出来る日となっており、こちらに参加してきました。
このPre-Day Workshopsという仕組みはよくできていて、スポンサー企業が大量にブースを配置する大広間は準備進めつつ、空いている各会議室は有料セッションで活用している点が無駄がなくて素晴らしいなと思いました。*1
受付(Check-in)
受付は本会場でも可能ですが、オーランド空港にも設置されていますのでこちらで行いました。*2空港で飛行機から降ろされた鞄をピックアップするすぐ場所の近くに何箇所か写真のような受付が設置されていて、自分のレジストレーションコードと引き換えにストラップとネームパスを受け取ることができます。写真右手のドアから外に出られ、UberやLyftを呼んで移動ができます。
会場入り
会場はOrange County Convention Centerという場所で、大きさとしては横浜にあるパシフィコ横浜より少し広く、内装は市立博物館ぽくて綺麗な印象です。*3
会場に入って最初に行なったことはSwag(ノベルティ)の受け取りです。特に意図してはいなかったのですがウエストコンコースから入ると大きく"Swag"と掲示されており、手土産を受け取る列にすぐ並ぶことができました。 手土産は以下の3点があり、特にバックパックはしっかりとした作りで早速活用しています。
- バックパック or ショルダーバックのどちらか*4
- ボトル
- Tシャツ
他に性別や会話の意思を示すバッジも配られていて、面白く感じました。*5 会話の意思表示のバッジの種類は以下3つ。
- Talk to me anyone
- Talk to me if you know me
- Not talking right now
性別の表示は4つでした。
- He/Him
- She/Her
- They/Them
- それ以外(どう記載していたかは覚えていません)
ノベルティを渡してくれるスタッフの皆さんがテンションが高く、「ようこそ素晴らしいカンファレンスへ!!」とか「このグレイトなバックパックとイカすショルダーバックのどっちかをえらんでくれ!!」みたいな感じでこちらもテンションが高まりました。*6
セッション
前日である今日はスポンサーブースの大広間は閉じていましたので、そのままワークショップの会場に向かいました。 私が選択したのは Advanced techniques for modernizing your identity and access management from on-premises to the cloud with Azure Active Directory で、Azure Active Directoryに関する濃いセッションを丸一日聞くことができました。
現状、弊社ではAzureADは未活用ですが*7、社員情報はオンプレADにありますし、それを使って共有フォルダのアクセス権限やメールグループの制御などを行なっていますので、AzureADを利用して社内アプリケーションやSaaSなどにADを利用した認証を拡げていきたい思いがあります。
セッションそれぞれにコメントをしたいところですが、明日も早いのでタイトルだけ。*8
- Session 1 - Making It Simple - The Right Sign-In Options
- Session 2 - Get Set Start Application Integration Cloud
- Session 3 - Zero Trust Access Controls
- Session 4 - Understanding and Shutting down Legacy Authentication
- Session 5 - Building a world without passwords
- Session 6 - Governance - forgotten pillar
特に印象に残ったものをいくつか挙げると以下です。
- PTA(Pass-through authentication)とPHS(Password Hash Sync)という方式が推し
- 物理デバイスのYubikeyを利用するFIDO2もPreviewだけど対応したのでどんどん使って欲しい
- セッション中に観客からコールが自然と湧く(「その活用は正しい?」「No !」みたいなの)
- スピーカーの男女の比率はほぼ半々
- 質問者がたくさんいて、マイクが左右に設置されており、そこに並ぶスタイル
その他
コーヒーなど
カンファレンスの定番なのかもしれませんが、コーヒーやジュースが無限デプロイされていました。
特にコーヒーは素晴らしい味で*9初日だけで4杯程度頂いてしまいました、ありがとうございます。
お昼ご飯(Lunch)
巨大なホールが丸々食事用として提供されていました。食事は写真の様なランチボックスをいただけます。ベジタリアン向けのボックスもあり、さすがは多様性を重んじてあるなと感じました。
まとめ
以上初日のPre-Dayの感想でした。 いよいよ明日から本開催です。Keynoteは必聴ですし、面白そうなセッションもたくさんあります*10ので学べるだけ学んでこようと考えています。
*1:会場をまるごと貸切大きなカンファレンスである点と、ネタ切れしない大量のセッションとそれを行うスピーカー陣がいればこそですが
*2:日本MSの方から教えて頂きました、ありがたや〜
*3:個人の感想です
*4:私はバックパックを選択
*5:実際つけている人は見なかったのですが...
*6:業務的にそう指示されているとは思いますが、とても良い感じでした
*7:AD Connectで接続は一応してありますが
*8:当然ながら全て英語セッションなので復習しながらじゃないとちゃんと内容書けないのもあります...
*9:自分の舌にあっただけかもしれません
*10:セッション数は3桁はあるので、正直多すぎ...